伸び悩む生徒こそ伸ばす、

理想的な個人教育です。

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柳家花緑

2017/10/25(水)

さて、毎年楽しみにしているのですが、今年も11月に「落語祭り」に出かけます。落語は、一人の話し手が、扇子と手ぬぐいと話術だけを用い、聞き手を爆笑させ、その当時にタイムスリップさせるので、時間を忘れるほどその世界に入り込みます。

 

私が観賞する席の中に、柳家花禄さんが出演します。その縁で、花禄さんの自著「花禄の幸せ入門 笑う門には福来るのか」を読みました。花禄さんは、小中学校の時、美術や音楽の成績はすこぶる良かったが、その他の通知表の成績は12だったことや、おしゃべりが止まらない「多弁」であったこと、授業中に動き回る「多動」だったことなどから、4年前に「発達障害」という診断を受けたそうです。

花禄さんはこう言います。「わかって良かった。わかったことによって、自分の中にある劣等感というか、自分は劣っているという気持ちが無くなった。」「発達障害であるってことは、デメリットもある反面、良いこともいっぱいある。『多弁症』は落語家という商売に生きている。逆に有難い。」「思い方を変えれば、悩みは悩みで無くなる。自分の思い方によって、レッテルは良い方に貼れるんだ。」

 私は、発達障害を「障害」ではなく、「個性」だと思います。

発達障害に限らず、人は皆、自分の欠点に思い悩みます。でも、欠点ばかりに目を向けず、突出した良いことに目を向けることで、自分の考え方を変え、随分と悩みも解消されるのではないかと思いました。

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