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日日是好日
2016/05/25（水)
熊本地震から1か月。日々、大変な生活をしておられる被災者の皆さんをテレビ等で見る度に心が痛みます。一瞬にして、このような被害に陥らせる自然の恐ろしさ、人間の無力さを実感します。皆さん、それぞれ平穏な生活を送っていたであろうに、あっという間に、奈落の底に突き落とされる様子を目の当たりにして、何とお見舞いを言ってよいか言葉もありません。被害に遭わなかった者は、喉元過ぎればになりがちですが、今後も継続的に、支援の気持ちを忘れてはいけないと思います。
今まで私たちは、１日１日を、何かうれしいことがあったら「今日はラッキーな１日だった。」と喜び、何か不快なことがあったら「今日は不幸な１日だった。」と嘆いてしまいます。しかし、その１日１日が、かけがいのない時だと考えたら、いい日も悪い日もありません。
「日日是好日」という言葉があります。１日１日を、無駄にのんびり暮らすのではなく、いつも真剣な気持ちで日々を迎え、今この一瞬を大事にすることが、「好日」をもたらすということです。楽しく、楽な方向に流されず、辛いこと、苦しいことにも逃げず、１日１日を大事に生きてみましょう。その過ごし方から見えてくる充実感こそ、「日日是好日」です。
「今日は、明日の２倍の価値がある。」
明日が普通に来ることに感謝しながら、今日１日を大切に過ごしたいものです。