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理想的な個人教育です。

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当たり前

2016/03/23(水)

ある所で、こんな詩を紹介されました。

当たり前

こんな素晴らしいことを、みんなはなぜ喜ばないのでしょう。当たり前であることを。

お父さんがいる。お母さんがいる。手が二本あって、足が二本ある。行きたいところへ自分で 歩いて行ける。手を伸ばせば何でも取れる。音が聞こえて声が出る。こんな幸せはあるでしょうか?

しかし、誰もそれを喜ばない。当たり前だ、と笑って済ます。食事が食べられる。夜になるとちゃんと眠れ、そしてまた、朝が来る。空気を胸いっぱいに吸える。笑える、泣ける、叫ぶこともできる。走り回れる。みんな当たり前のこと、こんな素晴らしいことを、みんなは決して喜ばない。その有難さを知っているのはそれを失くした人たちだけ。なぜでしょう。

当たり前。

この詩の作者は、岸和田徳洲会病院の内科医で、病魔に襲われて過酷な人生を送り、32歳の若さで逝った井村和清氏の作品です。

私たちは、あらゆる物の恵みを受けて生かされているのですが、しかし、私たちはそれを当たり前と思ってしまいます。日々、生徒たちは必死に頑張っておりますが、「勉強ができる。運動ができる。友達と普通に過ごせる。学校に通学できる。きちんとご飯が食べられる。」そんな当たり前のことを心から感謝し、喜べる事ができた時、また新しい日々が送れると思います。

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