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ありがとう
NHKニュースで、震災の被害に遭った子供が、お母さんを癌で亡くしながらも、特技のピアノを支えに一生懸命生きているという話がありました。その時に、みんなの前で弾いていたのが、いきものがかりの「ありがとう」でした。NHK朝のドラマ「ゲゲゲの女房」の主題歌としても有名で、私も大好きな曲です。特に私が好んでいる歌詞が、「思い合うことに幸せをあなたと見つけていけたら、ありふれたことさえ輝きを抱くよ」という所です。大切な人がいる幸福を謙虚に感じていけたら、小さなことでも輝いた世界に見えて来るのでしょう。私たち一人一人が、大切な人がそばにいてくれることに感謝していければ、きっと幸せが訪れるような気がします。
「感謝」という言葉の意味は、「有難いと思う気持ちを表すこと。」とあり、「有難い」という言葉には、「有ることが難しい」との意味があります。
私達の生活の中には、「朝、目が覚める」「おいしくご飯が食べられる」「学校に行くことができる」「勉強ができる」「友達と遊べる」といった、当たり前に起こるように思える物事があります。しかし、当たり前ではなく、「有ることが難しい」…つまり、有難い幸せの現象なのです。それが続いていることに、さらに「有難う」と感謝をしなければならないと思います。そして、有難い幸せは、決して自分だけの力では得られていないことも、肝に銘じておくべきだと思います。
特に受験生の皆さん、結果はどうあれ、元気に入試を受けることができ、頑張ることができたのは、自分だけの努力ではなく、家族の支えがあってこそと、謙虚に感謝してほしいと思います。そういう人にこそ、合格の女神が寄り添うものと信じています。