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理想的な個人教育です。

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小噺

2015/01/31(土)

お正月のめでたい寄席の場で、三遊亭圓楽がこんな小噺をしていました。

ある日、父親の知り合いが自宅に訪ねて来た時に、客の前でだらだら寝転んでいた息子に父親が怒ります。

  • 父「お前、だらだらしないで勉強しろ!」
  • 子「うるせい!勉強したらどうなるんだい?」
  • 父「勉強したらいい点が取れるんだ!」
  • 子「いい点取ったらどうなるんだい?」
  • 父「いい大学に入れるんだ!」
  • 子「いい大学に入ったらどうなるんだい?」
  • 父「いい就職ができるんだ!」
  • 子「いい就職ができたらどうなるんだい?」
  • 父「たくさん収入が得られるんだ!」
  • 子「たくさん収入が得られたらどうなるんだい?」
  • 父「そりゃあ、楽ができるんだ!」
  • 子「だったら、今もう楽してるから勉強は要らないわ。」

っていうお話…。いやはや、子どもに教え聞かせるのは難しく親は大変…と客が笑うのですが、

 この小噺の中では、父親はお客に対して「愚息で恥ずかしい」という世間体を気にしているので、息子が言うことを聞きません。親はついつい子どもの悪い所だけを見て、褒めることを忘れます。

そして、親の見栄や都合を優先し、叱るのではなく怒ってしまいます。

親の小言は、反抗期の子供たちには「百害あって一理なし」。

注意や叱咤は専門家に任せ、親は子どもへの激励係になってみませんか?

家庭を家族全員の心のオアシスにしてみませんか? 

きっと子どもは変わっていくと思います。

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