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「音楽脳」と「言語脳」

2023/09/14(木)

9月に入り、少しずつではありますが、気温も落ち着いて、夜には少し涼しく感じられる日も増えてきました。蝉の声も「ミンミン」から「ツクツクホーシ」に変わってきましたし、コオロギや鈴虫も鳴きはじめ、秋を感じられるようになりました。

 さて、この「虫の声」ですが、虫の音を「声」として認識するのは、世界的に珍しい事だそうです。世界の人の大半は、虫の音を機械音や雑音と同様に「音楽脳」で処理するのに対し、日本人は「言語脳」で受け止めるというのです。「虫の声」以外にも犬や猫などの動物の鳴き声をはじめ、小川のせせらぎや波の音、風や雨の音も「言語脳」で認識しているといいます。日本人がそうした「音」を、「ワンワン」「ニャーオ」等とはっきりした言葉(文字)に変換できるのはこの為です。もしかすると、日本人に英語(特にリスニング)が苦手な人が多い一因かもしれません。

 しかし、これは先天的なものではなく、日本語を母国語として育ったことで身につく感覚だそうです。外国の方でも、幼少期から日本語で育つと、「虫の音」を「声」として認識するのだそうです。要は、「慣れ」です。多言語に多く触れることで、その言語を理解する脳が働き始めます。英語が苦手、単語が覚えられない…と悩む生徒は少なくありませんが、多量に触れて「慣れ」てくると、各段に覚えやすくなっていきます。決して諦めてはいけません。

 

 

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