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女子団体パシュート

2018/02/26(月)

 平昌冬季オリンピックの競技の中で、女子団体パシュートが特に印象に残っています。パシュートは、オリンピックのスピードスケート唯一の団体戦で、3人が縦に並び、先頭を入れ替えながら、400メートルのトラックを6周し、3番目の選手がゴールした時点でのタイムを競います。

この種目の醍醐味は、自分だけ速く滑ればいいというのではない点にあります。真っ向から風を受ける先頭の選手は体力の消耗が激しいため、上手にコンビネーションを生かし、順番を交替しながら滑り、2番目以降の体力を温存するなど、チーム内の他の選手を気遣いながら滑らないといけません。

金メダルを獲った日本女子チームは、高木美帆選手以外の3人の選手の自己ベストタイムは、全て銀メダルのオランダ選手に及びません。しかし、一人の力は及ばなくても、3人の力が一つになって揃えば、強豪チームにも勝てるという所が、特に面白いと思うのです。また、夏のオリンピック、リレー競技でも思いましたが、強力な個人力の延長として考える諸外国と、団体競技として位置付け、チームプレーを一生懸命磨く日本との国民性の違いもあるのかもしれません。

 

「個性」が大切な時代、「人と違う」ということが大切な時代と言われていますが、みんなで力を合わせる尊さも、忘れてはいけないものだと感じました。

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